長沢規矩也(読み)ながさわ きくや

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「長沢規矩也」の解説

長沢規矩也 ながさわ-きくや

1902-1980 昭和時代書誌学者。
明治35年6月4日生まれ。長沢亀之助の孫。昭和5年一高教授となる。8年「書誌学」の創刊に参加。12年独自の検索法による「新撰漢和辞典」を編集した。15年法大教授。内閣文庫,足利(あしかが)学校などの蔵書整理や目録づくりをすすめた。昭和55年11月21日死去。78歳。神奈川県出身。東京帝大卒。著作に「和漢書印刷とその歴史」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の長沢規矩也の言及

【印刷工】より

… そこで中国でも日本でも刻工名の研究は版本学の一分野で,精密な表ができあがっている。この分野で長沢規矩也の業績は特に大きい。たとえば,また清朝に宋刊本にもとづいて復刻本をつくるようなとき,刻工名もそのままに復刻するということはごく当然のことと考えられた。…

※「長沢規矩也」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android