長谷川保（読み）ハセガワ タモツ

20世紀日本人名事典

長谷川 保
ハセガワ タモツ

昭和・平成期の社会福祉事業家,政治家 聖隷福祉事業団創始者;元・聖隷学園理事長;元・衆院議員(社会党)。

生年

明治36(1903)年9月3日

没年

平成6(1994)年4月29日

出生地

静岡県浜松市

学歴〔年〕

浜松商〔大正10年〕卒,東京神学社神学校〔昭和42年〕中退

主な受賞名〔年〕

キリスト教功労者(第14回)〔昭和58年〕

経歴

上京して日本力行会海外学校に入学。内村鑑三著「来世と復活」が転機となって聖書に生きる者となり、大正12年受洗。15年キリスト教による社会事業・聖隷社を創立。昭和5年浜松市で聖隷社クリーニング店を開く傍ら、賀川豊彦らの影響で消費組合を結成。以降、貧しい結核患者を救療する事業を始める。27年社会福祉法人・聖隷保養園(48年に聖隷福祉事業団に改称)を設立、理事長に就任。37年心臓外科の聖隷浜松病院を開き、40年脳外科センター、43年がん病棟、48年高齢者ホーム・エデンの園、52年未熟児センターなどを次々に併設、56年には国内初のホスピスを設置した。また、24年遠州キリスト教学園(のち短大)を開校し、看護教育に努めた。一方、21〜41年衆院議員(社会党)に7回当選、社会保障や福祉の充実に力を注いだ。55年聖隷福祉事業団理事長を退任。聖隷学園理事長、聖隷学園浜松衛生短期大学学長、日本老人福祉財団会長も務めた。「夜も昼のように輝く」などの著書がある。

出典　日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」（2004年刊）

新訂 政治家人名事典 明治～昭和

長谷川 保
ハセガワ タモツ

肩書

元・衆院議員(社会党),聖隷福祉事業団創始者,元・聖隷学園理事長

生年月日

明治36年9月3日

出生地

静岡県浜松市

学歴

浜松商〔大正10年〕卒 東京神学社神学校〔昭和42年〕中退

経歴

上京して日本力行会海外学校に入学。内村鑑三著「来世と復活」が転機となって聖書に生きる者となり、大正12年受洗。15年キリスト教による社会事業・聖隷社を創立。昭和5年浜松市で聖隷社クリーニング店を開く傍ら、賀川豊彦らの影響で消費組合を結成。以降、貧しい結核患者を救療する事業を始める。27年社会福祉法人・聖隷保養園(48年に聖隷福祉事業団に改称)を設立、理事長に就任。37年心臓外科の聖隷浜松病院を開き、40年脳外科センター、43年がん病棟、48年高齢者ホーム・エデンの園、52年未熟児センターなどを次々に併設、56年には国内初のホスピスを設置した。また、24年遠州キリスト教学園(のち短大)を開校し、看護教育に努める。一方、21〜41年衆院議員(社会党)に7回当選、社会保障や福祉の充実に力を注いだ。55年聖隷福祉事業団理事長を退任。聖隷学園理事長、聖隷学園浜松衛生短期大学学長、日本老人福祉財団会長も務めた。「夜も昼のように輝く」などの著書がある。

受賞

キリスト教功労者(第14回)〔昭和58年〕

没年月日

平成6年4月29日

出典　日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典　明治～昭和」（2003年刊）

デジタル版 日本人名大辞典+Plus

長谷川保 はせがわ-たもつ

1903－1994　昭和-平成時代の社会事業家,政治家。
明治36年9月3日生まれ。浜松に聖隷社を創立,昭和5年結核患者の救済をはじめる。戦後,病院,老人ホームなどを設立して聖隷福祉事業団を形成し,理事長。聖隷学園浜松衛生短大学長,聖隷学園理事長もつとめた。21年衆議院議員(当選7回,社会党)。平成6年4月29日死去。90歳。静岡県出身。浜松商業卒。

出典　講談社

367日誕生日大事典

長谷川 保 (はせがわ たもつ)

生年月日:1903年9月3日
昭和時代;平成時代の社会事業家;政治家。聖隷学園理事長;衆議院議員
1994年没

出典　日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」