求める成分または物質を直接ではなく,ほかの物質などを測定して間接的に定量する分析法.たとえば,硫酸銅の水和水を測定する場合,試料をひょう量したのち,加熱脱水してからふたたびひょう量して,その減量を硫酸銅の水和水として計算する場合や,カルシウムをシュウ酸カルシウムとして沈殿分離したのち,硫酸に溶解して過マンガン酸カリウム標準溶液で遊離したシュウ酸を滴定して,間接的にカルシウムの定量を行う.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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