求める成分または物質を直接ではなく,ほかの物質などを測定して間接的に定量する分析法.たとえば,硫酸銅の水和水を測定する場合,試料をひょう量したのち,加熱脱水してからふたたびひょう量して,その減量を硫酸銅の水和水として計算する場合や,カルシウムをシュウ酸カルシウムとして沈殿分離したのち,硫酸に溶解して過マンガン酸カリウム標準溶液で遊離したシュウ酸を滴定して,間接的にカルシウムの定量を行う.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...