日本歴史地名大系 「阿武町」の解説 阿武町あぶちよう 山口県:阿武郡阿武町面積:一一六・七六平方キロ西は日本海に面し、北と東を須佐(すさ)町、南を萩市・福栄(ふくえ)村・むつみ村に接する。海岸部を除き大部分は山地で、北に白須(しらす)山、東に真名板(まないた)山、南東に木床(きどこ)山、南に愛宕(あたご)山、中央に栃原(とちばら)山など、五〇〇―六〇〇メートル級の諸山がそびえる。集落は海岸部と町内を流れる諸川の流域に散在する。海岸線に沿って萩から島根県益田(ますだ)市方面に赴く道が早くから開け、近世には石州街道(仏坂道筋)とよばれた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「阿武町」の意味・わかりやすい解説 阿武〔町〕あぶ 山口県北部,日本海岸にのぞむ町。 1955年奈古町と福賀,宇田郷の2村が合体して発足。漁村と農山村から成り,ナツミカン,タバコ,木材のほか,無角和牛が特産。中心集落の奈古にはろう石による耐火煉瓦の工場がある。玄武岩の山地が海に迫り,海岸は岩浜で,北長門海岸国定公園に属する。奈古湾岸に鹿島,筒尾の浜の景勝地がある。白須のたたら製鉄遺跡は史跡。 JR山陰本線,国道 191号線が通る。面積 115.95km2。人口 3055(2020)。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by