障礙(読み)ショウゲ

デジタル大辞泉 「障礙」の意味・読み・例文・類語

しょう‐げ〔シヤウ‐〕【障×礙/障×碍】

障害。妨げ。仏教では、悟りの障害となるものをいう。
「最も―の少き運動の道は必らず螺旋的なり」〈露伴・日ぐらし物語〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「障礙」の意味・読み・例文・類語

しょう‐げシャウ‥【障礙・障碍】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げ」は「礙・碍」の呉音 ) 仏語。ものごとの発生持続などにあたってさまたげになること。転じて、悪魔怨霊などが邪魔をすること。さわり。障害。
    1. [初出の実例]「顧身恨障礙多縁、未一レ頂礼」(出典本朝麗藻(1010か)下・近来播州書写山中〈具平親王〉)
    2. 「若し善根の衆生ありと云とも、魔王の為障㝵(シャウゲ)せられて、所願成就の者有るべからず」(出典:源平盛衰記(14C前)一八)
    3. [その他の文献]〔法華経‐譬喩品〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む