隠岐国分寺境内(読み)おきこくぶんじけいだい

国指定史跡ガイドの解説


島根県隠岐郡隠岐の島町にある寺院。741年(天平13)、聖武天皇の勅願により、全国に建造された国分寺跡である。かつては本堂鐘楼、三重塔、大門などのある寺であったと伝えられるが、1869年(明治2)に廃仏毀釈によって、本堂や三重塔は焼失した。焼失した本堂の後方に創建当時の本堂跡の礎石があり、参道の横にも南門跡と中門跡と伝えられる礎石がある。境内からは奈良時代のが見つかっているが、創建時の様子は確認できていない。隠岐国分寺は1331年(元弘1・元徳3)に元弘の変で鎌倉幕府倒幕に失敗し、翌年、隠岐に配流(はいる)された後醍醐(ごだいご)天皇の行在所(あんざいしょ)跡と伝えられている(西ノ島町別府にある黒木御所跡とする説もある)。1934年(昭和9)に国の史跡に指定された。1950年(昭和25)に本堂は再建されたが、2007年(平成19)に出火によって全焼した。西郷港から隠岐一畑バス「国分寺前」下車、徒歩約5分。

出典 講談社国指定史跡ガイドについて 情報

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