いろいろの材料を集めてつくる汁の意。古くは骨董(あつめ)汁という文字を用いたこともあった。室町時代の礼法をつかさどる小笠原備前守政清(おがさわらびぜんのかみまさきよ)が、1504年(永正1)に書いた文書に、すでにその名が出ている。安土(あづち)桃山時代の初期、天正(てんしょう)年間(1573~1592)に扱われた安土城の料理献立集のなかに、集め汁の中身を「いりこ、くしあわび、麩(ふ)、椎茸(しいたけ)、大豆、あまのり」と説明してある。1643年(寛永20)版の『料理物語』には、「中味噌(みそ)だし加えよし、またすましにも仕候、大根、午蒡(ごぼう)、芋、豆腐、筍(たけのこ)、串鮑(くしあわび)、煎海鼠(いりこ)、つみ入など入れてよし、その外いろいろ」と書いてある。現在でも各地方に郷土料理として残っている。
[多田鉄之助]
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新