雑説(読み)ぞうせつ

精選版 日本国語大辞典 「雑説」の意味・読み・例文・類語

ぞう‐せつ ザフ‥【雑説】

〘名〙 種々のうわさ。根も葉もない風聞。とりとめもない風説。ざっせつ。
※文明本節用集(室町中)「雑説 ザフセツ」
御湯殿上日記‐延徳二年(1490)三月二七日「世にさうせつありて、いまて川殿より御けいこまいる」

ざっ‐せつ【雑説】

〘名〙 いろいろな意見諸説。また、根拠のないうわさ。古くは「ぞうせつ」と読まれた。→ぞうせつ(雑説)。〔和英語林集成初版)(1867)〕 〔史記‐公孫弘伝〕

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デジタル大辞泉 「雑説」の意味・読み・例文・類語

ざっ‐せつ【雑説】

いろいろな説。さまざまな意見。「風評雑説が飛び交う」

ぞう‐せつ〔ザフ‐〕【雑説】

種々の風説。とりとめのないうわさ。ざっせつ。

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普及版 字通 「雑説」の読み・字形・画数・意味

【雑説】ざつせつ

雑多な説。諸子などの説。〔漢書芸文志興りて、魯の申、詩の訓故を作る。而して齊の轅固・燕の韓生、皆之れが傳を爲(つく)る。或いは春秋に取り、雜る。咸(ことごと)く其の本義に非ず。

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