デジタル大辞泉
「面面の楊貴妃」の意味・読み・例文・類語
面面の楊貴妃
各人はそれぞれ自分の妻を、中国の楊貴妃のような美人であると思っていること。人それぞれ好みがあり、好きになると欠点も隠れて美しく見えることのたとえ。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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めんめん【面面】 の 楊貴妃(ようきひ)
- 各人がそれぞれ自分の妻や愛人を、中国の楊貴妃のような美人だと思い込むこと。人にはそれぞれ好みがあり、好きになると欠点も目につかず、美しくみえるということ。惚(ほ)れた目にはあばたもえくぼ。
- [初出の実例]「面々(メンメン)の楊貴妃なれや家桜〈政公〉」(出典:俳諧・毛吹草(1638)五)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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面面の楊貴妃
人それぞれに楊貴妃のような美人がいる。自分の妻や愛人は美しく見える。人にはそれぞれ好みの美人がある。また、好きになると欠点も長所に見えることのたとえ。
[解説] 楊貴妃は唐の玄宗皇帝の妃で、西施・王昭君・貂蝉と並ぶ古代中国四大美女の一人。メンメンは、「それぞれに」の意の和語「おもておもて」に当てた「面面」を音読したもので、日本で作られたことわざです。中国では、同義のことわざとして「情人眼里出西施」(恋人の眼には西施が見える)が使われています。
[類句] あばたも靨
〔英語〕Beauty is in the eye of the beholder.(美は見る人の目のなかにあり)
出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報
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