音羽次郎三郎(読み)おとわじろさぶろう

精選版 日本国語大辞典 「音羽次郎三郎」の意味・読み・例文・類語

おとわ‐じろさぶろうおとはジロサブラウ【音羽次郎三郎】

  1. 江戸中期の歌舞伎俳優。初世。元祿期(一六八八‐一七〇四)、上方実事(じつごと)名優として活躍享保一七年(一七三二)没。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「音羽次郎三郎」の解説

音羽次郎三郎(初代) おとわ-じろさぶろう

?-1732 江戸時代前期-中期の歌舞伎役者,歌舞伎作者。
はじめ若衆方として活躍し,のち立役(たちやく)となる。実事の妙手俏事(やつしごと)をかね,上方で活躍し,江戸の市村座でも演じた。自作自演の「義経一代記」など,おおくの脚本をかいた。享保(きょうほう)17年死去。初名は音羽峰之助。

音羽次郎三郎(2代) おとわ-じろさぶろう

?-? 江戸時代中期-後期の歌舞伎役者。
はじめ若女方をつとめる。のち3代市川団蔵に師事し,立役(たちやく)として京都を中心に活躍。安永5年(1776)2代目を襲名晩年頭取もかね敵役,老女役もつとめた。初名は玉沢安五郎。前名は市川才蔵。俳名は何虹。屋号山崎屋,のち音羽屋。

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