額銀(読み)ガクギン

デジタル大辞泉 「額銀」の意味・読み・例文・類語

がく‐ぎん【額銀】

江戸末期発行天保一分銀の俗称。額縁に似た長方形であるところからいう。額判。額。角。→天保金銀一分銀

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精選版 日本国語大辞典 「額銀」の意味・読み・例文・類語

がく‐ぎん【額銀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 定められた額の銀貨
    1. [初出の実例]「額銀の外に銅を用ひて代物替へするなどいふ事出来て」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)下)
  3. 江戸末期、天保八年(一八三七)発行の天保一分銀の俗称。表面が額縁様で、中央に「一分銀」と額面が表示されている。額判。額。
    1. [初出の実例]「紙に捻って額金一つ、『こりゃア今日のお茶代だ』」(出典:人情本・春情花の朧夜(1860頃か)二)

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普及版 字通 「額銀」の読み・字形・画数・意味

【額銀】がくぎん

定額

字通「額」の項目を見る

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