特定の食物摂取後に運動負荷がかかることによって誘発される急性アレルギー反応。原因となる食品は小麦製品や甲殻類が多く、運動ではランニングや球技が目立つ。複数の食物の組み合わせや、軽い運動で起こることもある。
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食べ物の摂取後に運動をすると、全身のじんま疹や顔のはれ、のどが詰まる感じ、呼吸困難、下痢などが起こり、時に血圧が低下してショックになるものをさします。
これは、小麦やエビ、カニなどの食物アレルギーが運動で誘発されて、血液中に肥満細胞からヒスタミンが放出されるために起こると考えられています。検査では原因食物に対する免疫グロブリンE(IgE)抗体が血液中にみられます。原因食物によるブリックテストも陽性になります。
食後の運動を避けると予防できますが、運動だけでなく食後の入浴や精神的ストレス、アスピリンなどの解熱鎮痛薬の服用でも症状が誘発されることがあります。小児や若年成人に多くみられますが、中年以降でも起こることがあります。
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報
特定の食物摂取後に運動することによってアナフィラキシーが誘発される疾患。食物アレルギーの特殊型で、原因となる食物を摂取しても、摂取後に運動しなければアナフィラキシーは起こらない。
[編集部 2020年12月11日]
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