日本歴史地名大系 「香川町」の解説 香川町かがわちよう 香川県:香川郡香川町面積:二七・四七平方キロイタリア半島を思いうかべるような形をしており、南は塩江(しおのえ)町、西は香南(こうなん)町・綾歌(あやうた)郡綾上(あやかみ)町、北から東にかけては高松市に接する。町域は南が広く北に狭い形で、阿讃山脈の北麓から高松平野に向かって延びている。同山脈の延長のように油(あぶら)山・竜満(りゆうまん)山・高塚(こうつか)山・船岡(ふなおか)山が離れ小島のように点在、塩江町より流れてきた香東(こうとう)川は町域の西側を香南町との境界線となって北流する。ほぼ中央部を国道一九三号が通る。最近では香南町などにまたがる新高松空港と高松市街地を結ぶ道として、一九三号と香東川の間を通るバイパスが完成、また高松市の仏生山(ぶつしようざん)町と塩江町の塩江温泉を結ぶ自動車道が一九三号に並行し、唐渡(からと)で一九三号に合流している。 香川町かがわちよう 北海道:胆振支庁室蘭市香川町昭和四年(一九二九)一〇月から現在の室蘭市の町名。市域陸地部の北端に位置する。町名の由来は入植者に香川県出身者が多かったことによる。酪農を中心とし多くは山林地帯で、北方に室蘭岳(九一一メートル)がそびえる。古くは山川地理取調図にみえる「キムンニタイ」の地で、喜門岱(きもんたい)の字が当てられた。町名成立前は室蘭市大字元室蘭村・大字千舞鼈村(ちまいべつむら)の各一部で、キモンタイ、ベキリウタ、ペケレオタ、ピンイオシコツ、カミシロコタン、ベトトル、ポンベトトルの字名があり、昭和四年一〇月に室蘭市香川町となった(「大字廃止町名及之に伴う区域設定の件」昭和一六年室蘭市史)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by