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馬淵東一 まぶちとういち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

馬淵東一
まぶちとういち

[生]1909.1.6. 千葉
[没]1988.1.8. 東京
社会人類学者。 1931年台北帝国大学史学科卒業。東洋大学東京都立大学琉球大学,南山大学教授を歴任。台湾,沖縄諸島をはじめ南アジアなどを調査し,社会構造,宗教,呪術,神話を分析,また核家族普遍説を批判し,共同体を社会・経済的側面と祭祀的側面の両方からとらえる総合的な研究を行う。民族学および比較言語学的知識を駆使して英米の実証論とオランダ・フランスの構造論とを横断するバランスのとれた理論体系を作りあげた。主著『台湾高砂族系統所属の研究』 (1935) ,『インドネシアの社会構造』 (岸幸一と共編著,70) ,『台湾の民族と文化』 (宮本延人・瀬川孝吉と共著,87) などのほか,『馬淵東一著作集』 (3巻,1973~74) がある。

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百科事典マイペディアの解説

馬淵東一【まぶちとういち】

社会人類学者。千葉県に生まれる。父は陸軍少将。1929年に旧制第五高等学校から,いったん東京帝国大学経済学部に入学するが,同年5月に創設された台北帝国大学史学科に移る。

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世界大百科事典内の馬淵東一の言及

【親族名称】より

…単一の社会学的原理と親族名称との直接の機能的関連を否定したマードックは,社会学的諸原理が相互に影響しあいながら親族名称と対応してゆくとして,親族名称を出自,分族制,婚後居住規制,規定的縁組などの社会学的諸原理と組み合わせて11の型を設定した。また馬淵東一はオセアニアにおける兄弟姉妹関係に注目して,兄弟が出嫁姉妹とその子どもに対して呪術・儀礼的に優越した地位を占めるときオマハ型への傾斜が,逆に姉妹が兄弟とその子どもに対して呪術・儀礼的に優越するときクロウ型への傾斜が現れるとして,クロウ・オマハ両類型を社会組織ではなく,出生する子どもに対する呪術・儀礼的な観念と関連づけている。これらの理論はいずれも十分な成功をみたとはいいがたいが,親族名称体系の内的論理の究明と対比しつつ,今後の実証的研究によって再検討されるべきであろう。…

※「馬淵東一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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