骨気(読み)コッキ

デジタル大辞泉 「骨気」の意味・読み・例文・類語

こっ‐き【骨気】

骨組み。からだつき。
「―も節くれ立ち」〈浄・千両幟
気性。また、気性が激しく強気であること。
「―にきほふ野郎で御座ります」〈伎・初買曽我〉

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精選版 日本国語大辞典 「骨気」の意味・読み・例文・類語

こっ‐き【骨気】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 骨格。骨組。からだつき。
    1. [初出の実例]「せいたかく。こっき。わるけれど」(出典:評判記・満散利久佐(1656)高崎)
  3. ( 形動 ) 気性。性質。また、その気性がはげしいこと。強気であること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「孩提(がいてい)の時より骨気(コッキ)人相ただならず」(出典:浄瑠璃・花洛受法記(1689)一)
  4. あるものに備わっている、精神的な生気気品気韻
    1. [初出の実例]「如隴頭秋月明六韻骨気韻格、直逼盛唐」(出典:日本詩史(1771)一)

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普及版 字通 「骨気」の読み・字形・画数・意味

【骨気】こつき

風骨。また詩文や書の筆勢のあること。〔詩品、上、魏の陳思王植〕其の源は國風に出づ。骨氣奇高、詞怨をね、體は質を被る。今古に粲し、卓爾(たくじ)として不群なり。

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