高山岩男(読み)コウヤマ イワオ

20世紀日本人名事典 「高山岩男」の解説

高山 岩男
コウヤマ イワオ

昭和・平成期の哲学者 秋田経済法科大学名誉学長;元・京都大学教授



生年
明治38(1905)年4月18日

没年
平成5(1993)年7月5日

出生地
山形県山形市

学歴〔年〕
京都帝国大学哲学科〔昭和3年〕卒

学位〔年〕
文学博士

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章〔昭和63年〕

経歴
昭和13年京都大学助教授となり、高坂正顕鈴木成高らと京都学派を形成、「文化類型学」「西田哲学」「世界史の哲学」などを発表。また太平洋戦争をめぐる“近代超克論争に参加。20年教授に就任するが、戦後追放。その後、神奈川大学、日本大学、東海大学各教授を歴任。55年から5年間秋田経法大学長を務め、名誉学長となる。他の著書に「ヘーゲル」「道徳とは何か」「日本民族の心」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高山岩男」の解説

高山岩男 こうやま-いわお

1905-1993 昭和-平成時代の哲学者。
明治38年4月18日生まれ。京都帝大で西田幾多郎,田辺元にまなぶ。高坂正顕(こうさか-まさあき),鈴木成高(しげたか)らと京都学派を形成し,昭和17年刊行した「世界史の哲学」などで「大東亜戦争」の合理性を主張。21年母校の教授となるが,同年公職追放。のち日大教授,秋田経済大学長などを歴任。平成5年7月5日死去。88歳。山形県出身。著作に「西田哲学」「場所的論理と呼応の原理」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「高山岩男」の解説

高山 岩男 (こうやま いわお)

生年月日:1905年4月18日
昭和時代;平成時代の哲学者。秋田経済法科大学学長;京都大学教授
1993年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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