出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
西田幾多郎の構築した哲学体系。西田は生涯を通して処女作「善の研究」によって提出した純粋経験の論理化に努めたが,その背景にあった人生苦,金沢での参禅体験,何よりも哲学自体の東洋的色彩などが独自の魅力を構成し,それによって周囲に多数の人材を集めた。田辺元(はじめ)は西田哲学との対決を通して田辺哲学を生み出した。青年期の三木清や戸坂潤にも大きな影響を与えた。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
…哲学者。近代日本の代表的哲学者として,その哲学はしばしば〈西田哲学〉と呼称される。石川県に生まれ,1894年東京大学哲学科選科を卒業,96年に金沢の第四高等学校講師,次いで教授となった。…
※「西田哲学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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