日本歴史地名大系 「高松宿」の解説 高松宿たかまつしゆく 石川県:河北郡高松町高松村高松宿[現在地名]高松町高松津幡(つばた)宿(現津幡町)で北陸街道から分岐する能登街道の最初の宿駅。津幡より三里五町余、次は二里一町余で今浜(いまはま)宿(現押水町)。加賀・能登の国境に位置し、元禄一四年(一七〇一)の河北郡より越中・能州国境道程書上(改作所旧記)によれば、高松村から一四町北に三尺に五尺ばかりの石と松木があり、能登国との境目とされていた。また山手の松に対して浜手には貝がら塚があり、これも境目とされていたが(能登名跡志)、正確には境松から五町五〇間ほど二ッ屋(ふたつや)村に入ったところにあった(「能登国地理誌三」加越能文庫)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by