高林陽一(読み)タカバヤシヨウイチ

デジタル大辞泉 「高林陽一」の意味・読み・例文・類語

たかばやし‐よういち〔‐ヤウイチ〕【高林陽一】

[1931~2012映画監督京都の生まれ。学生時代から8ミリ・16ミリの映画制作海外で評価されたのち、国内でも注目される。暗い情念にエロスをにじませた作品人気を呼ぶ。代表作「すばらしい蒸気機関車」「本陣殺人事件」「西陣心中」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「高林陽一」の解説

高林陽一 たかばやし-よういち

1931-2012 昭和後期-平成時代の映画監督。
昭和6年4月29日生まれ。立命館大在学中から8ミリ,16ミリの実験映画を製作。イタリア,ベルギーなどの映画祭で受賞。昭和45年「すばらしい蒸気機関車」が評判となり劇場用映画に進出,日本の実験映画,個人映画の草分けとして活躍し,「餓鬼草紙」(マンハイム国際映画祭グランプリ),「本陣殺人事件」,「金閣寺」(芸術選奨文部大臣新人賞),「雪華葬刺し」,「愛なくして」(山路ふみ子映画功労賞)などの話題作を発表。平成24年7月15日死去。81歳。京都出身。

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