高砂香料工業(読み)たかさごこうりょうこうぎょう(その他表記)TAKASAGO INTERNATIONAL CORPORATION

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高砂香料工業」の意味・わかりやすい解説

高砂香料工業
たかさごこうりょうこうぎょう
TAKASAGO INTERNATIONAL CORPORATION

香料メーカー。1920年に香料技術家,甲斐荘楠香(かいしょうただか)が高砂香料として設立。1938年本社を東京から台北移転。1939年社名を高砂化学工業に変更。1945年本社が中国国民政府に接収される。1948年に販売部門として高砂香料を設立,1951年高砂化学工業と高砂香料が合併,現社名となる。メントールヘリオトロピンといった合成香料食品香料調合香料をおもに製造,販売し,医薬品中間体,機能性材料などにも進出している。海外立地を推進し,天然香料産地のアメリカ合衆国ブラジルインドネシアなどに海外事業所,現地法人を置く。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「高砂香料工業」の解説

高砂香料工業

正式社名「高砂香料工業株式会社」。英文社名「TAKASAGO INTERNATIONAL CORPORATION」。化学工業。昭和26年(1951)「高砂香料株式会社」と「高砂化学工業株式会社」が合併し設立。本社は東京都大田区蒲田。香料製造会社。業界最大手。清涼飲料などに使用されるフレーバー主力。香水・化粧品向けフレグランスや医薬中間原料も製造。東京証券取引所第1部上場。証券コード4914。

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