一般的な原発は飛ぶ速度を落とした中性子で核分裂を起こすが、高速炉は速度を落とさない「高速中性子」で核分裂を起こす。主に冷却材に使われるナトリウムは水と激しく反応し火災が起きやすいため取り扱いが難しい。燃料の種類や配置によっては燃やした以上の燃料を生み出す「高速増殖炉」となる。日本では核燃料サイクルの中核施設として実験炉、原型炉、実証炉、実用炉と段階的に開発を進める計画だったが、2016年に原型炉「もんじゅ」の廃炉が決定し、計画は停滞している。
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【原子炉の種類】
原子炉は,その炉心設計,使用材料の選択,使用目的などで多様な設計が可能であり,したがって種類も多様である。 炉心設計の面では,まず核分裂をおもに起こす中性子を熱中性子とするか,ある程度減速した中速中性子とするか,あるいはほとんど減速していない高速中性子とするかという選択があり,これによって熱中性子炉,中速(中性子)炉,高速(中性子)炉という分類が生まれる。中速炉や熱中性子炉では減速材が必要である。…
※「高速炉」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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