高鈴県立自然公園(読み)たかすずけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「高鈴県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

高鈴県立自然公園
たかすずけんりつしぜんこうえん

茨城県北東部,高鈴山 (623.7m) ,神峰山 (594m) を主峰として南北に連なる高原地帯に広がる自然公園。日立市常陸太田市に属する。面積 30.48km2。 1979年指定。石尊山から真弓山,風神山へと続く山陵沿いのハイキングコースからは,西は那須連山,東は太平洋,南は大洗海岸までが一望できる。スギヒノキなどの植林地が多いが,真弓神社神域一帯には自然林に近い森林が残る。照葉樹林帯と暖帯落葉樹林帯の混交地帯に位置するため動植物ともに相の豊かさで知られる。特にヘビの種類が多い。日立鉱山の社宅跡を利用してキャンプ場が整備されている。

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