最新 地学事典 「鳥島火山」の解説
とりしまかざん
鳥島火山
Torishima volcano
(1)鳥島(伊豆の鳥島,北緯30.5°, 東経140.3°)は,東京都の南600km, 七島-硫黄島海嶺上にあり,伊豆諸島南端の火山島。気象庁の活火山名は伊豆鳥島。島は北東に開くU字形の鳥島カルデラ火山(海中。比高1,000m以上,底径22km×13km)の南縁に位置。直径2.7kmのほぼ円形の島で,外輪成層火山と中央火口丘(溶岩流と2個の火砕丘)。1902年マグマ水蒸気爆発を伴う噴火によって兵庫湾形成などの地形変化,全島民125人死亡。39年の噴火は硫黄山(標高394m)火砕丘の生成,北海岸への溶岩流下等。全島民退去。47年気象庁観測所が置かれたが,65年地震群発のため閉鎖し,現在は無人島。最新の噴火は2002年で水蒸気噴火から始まり,スコリアが噴出。岩石の大部分はソレアイト質の玄武岩だが,1939年噴出物は輝石安山岩。
(2)硫黄鳥島(沖縄鳥島とも,北緯27.9°,東経128.3°)は,徳之島の西65km, 吐噶喇
執筆者:小野 晃司・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

