鳳来山東照宮(読み)ほうらいさんとうしようぐう

日本歴史地名大系 「鳳来山東照宮」の解説

鳳来山東照宮
ほうらいさんとうしようぐう

[現在地名]鳳来町門谷 鳳来寺

鳳来寺山の表山、鳳来寺本堂(薬師堂)の東、標高五八〇メートル辺りにあり、徳川家康を祀る。慶安元年(一六四八)徳川家光が、日光東照宮の縁起に、広忠が北の方の伝通院とともに鳳来寺に参籠して家康が生れたとあるのにちなみ、老中阿部豊後守忠秋に命じて造営にあたらせた。造営総奉行は遠州浜松城主太田備中守資宗。同三年七月釿始め、同四年九月一七日、家綱の代に社殿落成祭典が行われた。

明暦二年(一六五六)社領として塩谷しおのや村・塩平しおだいら村・栃下とちした村・かずら村の四五七石余を受けた(鳳来寺領目録)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む