鶏冠海苔(読み)トサカノリ

デジタル大辞泉 「鶏冠海苔」の意味・読み・例文・類語

とさか‐のり【鶏冠海苔】

ミリン科の紅藻。太平洋岸にみられ、大きさは20~30センチ、不規則に分かれ、鮮紅色で鶏のとさかに似る。刺身つまサラダとして食べる。

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精選版 日本国語大辞典 「鶏冠海苔」の意味・読み・例文・類語

とさか‐のり【鶏冠海苔】

〘名〙 紅藻類ミリン科の海藻。本州中部から九州にかけての太平洋岸の干潮線より深い岩上に着生する。長さ一〇~二〇センチメートル。葉状体は柔らかく鮮紅色、扁平で不規則な叉状(さじょう)に数回分岐して扇形にひろがる。塩蔵または乾燥して貯蔵し食用にする。とさか。とっさか。とりさかのり。《季・春》
延喜式(927)三三「仁王経斎会供養料〈略〉鳥坂菜二分

とっさか‐のり【鶏冠海苔】

※延喜式(927)三三「仁王経斎会供養料〈略〉鳥坂菜(とっさかのり)二分」

とりさか‐のり【鶏冠海苔】

〘名〙 =とさかのり(鶏冠海苔)〔十巻本和名抄(934頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「鶏冠海苔」の解説

鶏冠海苔 (トサカノリ)

学名Meristotheca papulosa
植物。ミリン科の紅藻

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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