黄鳥(読み)コウチョウ

精選版 日本国語大辞典 「黄鳥」の意味・読み・例文・類語

こう‐ちょうクヮウテウ【黄鳥】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こうらいうぐいす(高麗鶯)
    1. [初出の実例]「一声黄鳥百花裡 為春風独愁」(出典:碧雲稿(1419頃)寄友人)
  3. 鳥「うぐいす(鶯)」の異名。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「紅桃花落和風老。黄鳥声馴暖日長」(出典:本朝無題詩(1162‐64頃)四・暮春偶吟〈藤原茂明〉)
  4. 金銭のこと。銭二〇〇文の意。
    1. [初出の実例]「吉井兵庫助持黄鳥来」(出典:蔭凉軒日録‐延徳四年(1492)二月一七日)

おう‐ちょうワウテウ【黄鳥】

  1. 〘 名詞 〙こうちょう(黄鳥)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の黄鳥の言及

【コウライウグイス(高麗鶯)】より

…コウライウグイスという和名は,この種が朝鮮半島で繁殖していることによる。中国では黄鳥または強羅鶯と呼ばれて,よく親しまれている鳥の一つ。しばしば絵画にも描かれる。…

※「黄鳥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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