黒麦(読み)くろむぎ

精選版 日本国語大辞典 「黒麦」の意味・読み・例文・類語

くろ‐むぎ【黒麦】

〘名〙
黒穂病(くろぼびょう)にかかって、穂に黒色の粉を生じた麦。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
植物そば(蕎麦)」の古名。《季・夏》 〔二十巻本和名抄(934頃)〕
そば切りをいう。
※読本・雨月物語(1776)菊花の約「魚が橋の蕎麦(クロムギ)ふるまひまをさんに」

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デジタル大辞泉 「黒麦」の意味・読み・例文・類語

くろ‐むぎ【黒麦】

黒穂くろぼで穂の黒くなった麦。
ライムギ別名 夏》
ソバの別名。
「魚が橋の―ふるまひ申さんに」〈読・雨月・菊花の約〉

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動植物名よみかた辞典 普及版 「黒麦」の解説

黒麦 (クロムギ)

植物。タデ科一年草,園芸植物,薬用植物。ソバの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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