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黙劇 モクゲキ

大辞林 第三版の解説

もくげき【黙劇】

せりふなしの、踊り・身振り・表情だけで表現する劇。パントマイム。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

黙劇
もくげき

台詞(せりふ)や歌などを用いず、身ぶりと表情だけで演じる演劇の総称。無言劇、マイムなどともいう。紀元前5世紀にギリシアに生まれた寸劇風のミモス劇に始まり、これがローマに入って音楽入り舞踊劇パントミモスとなり、今日のパントマイムやバレエ、各種の娯楽演芸のなかに伝えられた。東洋においても、中国、インド、東南アジアの伝統芸能の主要な構成要素をなしており、わが国古来の伎楽(ぎがく)や神楽(かぐら)、歌舞伎(かぶき)のだんまりや各種の人形劇の演出などにも用いられている。近代の沈黙劇はまったく別のものである。[大島 勉]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の黙劇の言及

【パントマイム】より

…演者が声を用いず,身体の動きや顔の表情のみを表現手段とする芸能。単に〈マイムmime〉ともいい,〈黙劇〉〈無言劇〉などの訳語・用語も用いられる。
[パントマイム前史]
 pantomimeという言葉は,その語源をさかのぼれば,古代ギリシア語のpantōs(すべて(に))とmimos(ものまね)の合成語pantomimosであり,この言葉自体は古代ギリシアの多くの文献に見ることができる。…

【ローマ演劇】より

…女優が登場するのはミムスmimus劇(ものまね芝居)やきわめて後の喜劇ぐらいで,ごく限られたものであった。
[ローマ演劇のその後]
 文学的な芝居は徐々に衰微していったが,ミムス劇やパントミムスpantomimus劇(せりふをまったくなくした黙劇。民衆的な雑芸として生き続け,今日のパントマイムにつながる)などはなおしばらく大衆の娯楽として続いた。…

※「黙劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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