黙庵(読み)もくあん

大辞林 第三版の解説

もくあん【黙庵】

?~1345) 鎌倉末・南北朝時代の画僧。諱は霊淵。元に渡り、同地で没す。作「四睡図」「布袋図」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

百科事典マイペディアの解説

黙庵【もくあん】

鎌倉末〜南北朝時代の画僧。諱(いみな)は霊淵。伝記は不詳だが,嘉暦年間に元にいき,天童山,育王山等に遊学したとされる。水墨画にすぐれ牧谿(もっけい)の再来との評があり,月江正印,了庵清欲ら元の高僧ののある作品が日本に逆輸入され,江戸時代までは宋元の画家と誤解されていた。牧谿梁楷を学んだ水墨の道釈画,祖師図が多く,初期の水墨画家としては高度に洗練された禅味豊かな作風で,《布袋図》《四睡図》等がある。中国で没。
→関連項目可翁禅宗美術

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