コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

可翁 かおう

4件 の用語解説(可翁の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

可翁
かおう

南北朝時代の水墨道釈画家。「可翁」印のある一連の水墨画から可翁という画人が想定されてきたが伝記は不明。『竹雀図』 (大和文華館) ,『蜆子 (けんす) 和尚図』 (東京国立博物館) ,国宝『寒山図』などは簡潔な構図のなかによく一瞬の気迫をとらえた傑作。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

可翁【かおう】

鎌倉末期〜南北朝の画家。生没年不詳。伝歴も不明で,前身は宅磨派の絵仏師とか,建仁寺の僧可翁宗然(そうねん)〔?-1345〕と同一人とする説などがある。黙庵らとともに日本で本格的な水墨画を描いた先駆者の一人。
→関連項目寒山拾得禅宗美術

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

かおう【可翁】

14世紀前半に活躍した画家。日本の水墨画の先駆者として重要な位置を占めるが,伝記は不明である。代表的な遺品に,《寒山図》《蜆子(けんす)和尚図》(以上東京国立博物館),《竹雀図》(大和文華館),《梅雀図》(梅沢記念館)があり,いずれにも〈可翁〉の朱文重郭方印,その下に〈仁賀〉と読める小さな朱文方印が捺されているが,落款,年紀,著賛はない。後世の模本,縮図ではあるが,来朝僧一山一寧,同じく清拙正澄(せいせつしようちよう)著賛の可翁画があるので,およその活躍年代が想定できる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

かおう【可翁】

南北朝時代の画家。「可翁」「仁賀」の二印が捺された作品が残るが、伝歴には諸説がある。代表作「蜆子和尚図」「寒山図」「竹雀図」など。生没年未詳。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

可翁の関連キーワード平川敏夫水墨画墨画徐熙ブシャーレ富山県水墨美術館雪篷多治比屋主メトネルローク

今日のキーワード

大寒

二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

可翁の関連情報