鼇頭(読み)ゴウトウ

デジタル大辞泉 「鼇頭」の意味・読み・例文・類語

ごう‐とう〔ガウ‐〕【×鼇頭】

書物本文の上の空欄。また、そこに書きつけた注記頭注。「鼇頭に注する」
中国で、科挙首席合格者が天子目通りをするとき、そのきざはしの前に大うみがめの彫刻があったところから》官吏登用試験に首席で及第した者。

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精選版 日本国語大辞典 「鼇頭」の意味・読み・例文・類語

ごう‐とうガウ‥【鼇頭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 書物の本文の上の空欄。また、そこに書かれた注解。頭書(かしらがき)。頭注。また、頭注欄のある本ともいう。二階本。
    1. [初出の実例]「其疑者、細書鼇頭以為採来之左券」(出典:常山文集(1718)一九)
  3. 書物、文章などの冒頭かしらがき。
    1. [初出の実例]「鼇頭(ガウトウ)論評は多く内外諸名士の筆に係ると雖も」(出典:佳人之奇遇(1885‐97)〈東海散士〉序)
  4. 中国で、官吏登用試験(科挙)に首席で及第した者。状元

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普及版 字通 「鼇頭」の読み・字形・画数・意味

【鼇頭】ごうとう

状元。

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