加藤 玄智(読み)カトウ ゲンチ

20世紀日本人名事典 「加藤 玄智」の解説

加藤 玄智
カトウ ゲンチ

明治〜昭和期の宗教学者,神道学者



生年
明治6年6月17日(1873年)

没年
昭和40(1965)年5月8日

出生地
東京・渋谷

学歴〔年〕
東京帝大文科大学哲学科〔明治32年〕卒,東京帝大大学院〔明治42年〕修了

学位〔年〕
文学博士〔明治42年〕

経歴
陸軍士官学校教授、東京大学文学部教授を歴任、神道講座を担当。大正元年明治聖徳記念会の創立に関与した。昭和8年東大を退官、国学院大学、大正大学各教授を務めた。宗教学者としてC.P.ティーレの宗教学説を紹介、その後神道研究を進め、天皇崇拝や神国思想の理論づけに貢献した。著書は他に「宗教学精要」「神道精義」「神道の宗教発達史的研究」「本邦生祠の研究」「知性と宗教」「神道書籍目録」(邦文2冊、欧文1冊)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤 玄智」の解説

加藤玄智 かとう-げんち

1873-1965 明治-昭和時代の宗教学者。
明治6年6月17日生まれ。陸軍士官学校教授をへて母校東京帝大の助教授となる。のち国学院大教授などを歴任し,宗教学,神道学を講義。また明治聖徳記念学会の創設に参加した。神道の海外紹介にもつとめた。昭和40年5月8日死去。91歳。東京出身。著作に「本邦生祠の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加藤 玄智」の意味・わかりやすい解説

加藤玄智
かとうげんち

[生]1873
[没]1965
神道学者。文学博士。比較宗教学的立場から,東京大学などで神道を講じた。著書『神道の宗教発達史的研究』『神道信仰要素序論』など。

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367日誕生日大事典 「加藤 玄智」の解説

加藤 玄智 (かとう げんち)

生年月日:1873年6月17日
明治時代-昭和時代の宗教学者
1965年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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