幅ったい(読み)ハバッタイ

デジタル大辞泉 「幅ったい」の意味・読み・例文・類語

はばっ‐た・い【幅ったい】

[形]幅が広い。張った感じである。転じて、しかつめらしい。「口―・い」
傾城家名がつけば―・い」〈川柳評万句合〉
[類語]しかつめらしい半可通生意気こざかしい利いた風小生意気ちょこ才しゃらくさい小癪こましゃくれる知ったか振り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「幅ったい」の意味・読み・例文・類語

はばっ‐た・い【幅たい】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( 「はばたい」の変化した語 ) 幅が広いように感じられる。はだかっている。張った感じである。また、分(ぶん)に過ぎた感じである。口はばったい。
    1. [初出の実例]「これほどの器量まれなれば、〈略〉ぜんせいの羽織は此界にはばったく」(出典:評判記・野郎にぎりこぶし(1696)三)

幅ったいの派生語

はばった‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

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