小癪(読み)コシャク

デジタル大辞泉 「小癪」の意味・読み・例文・類語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小癪」の意味・読み・例文・類語

こ‐しゃく【小癪】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「こ」は接頭語。「こじゃく」とも )
  2. こざかしいこと。生意気なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「『ちとまけさせらるる事はなりまらせぬか』『こしゃくな事をいふ人じゃ〈略〉』」(出典:虎明本狂言・目近籠骨(室町末‐近世初))
  3. ませていること。こましゃくれていること。
    1. [初出の実例]「まげゆはひの古ぎれで、帯をしめたりといたりして、こしゃくなことをしゃべりながら、おとなりごとをしてゐる」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二)
  4. 年頃であること。思春期にあること。
    1. [初出の実例]「こしゃく娘の有る内へ、同じこしゃくな若旦那、差置(さしおき)まするも正真の、井戸はたの茶わんとやら」(出典歌舞伎お染久松色読販(1813)序幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む