小賢しい(読み)コザカシイ

デジタル大辞泉 「小賢しい」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざかし・い【小賢しい】

[形][文]こざか・し[シク]
利口ぶっていて差し出がましい。生意気である。「―・い口をきくな」
何かにつけて要領よく振る舞っている。悪賢くて抜け目がない。「―・く立ち回る」
[派生]こざかしげ[形動]こざかしさ[名]
[類語](1半可通生意気利いた風小生意気ちょこ才しゃらくさい小癪こましゃくれる鹿爪らしい知ったか振り/(2小利口あざとい腹黒い悪賢いずる賢い狡猾利口ずるいこすいこすっからいあくどい賢しい賢しら老獪海千山千抜け目が無い要領がいい悪い悪辣奸悪邪悪奸佞陰険性悪悪性俗悪凶悪極悪罪悪悪徳背徳悪行悪事悪逆巨悪諸悪暴悪卑劣陋劣ろうれつよこしまさがない腹汚い人悪い人が悪い人悪口さがない悪たれ悪たれる意地悪い意地悪邪慳突っ慳貪けんけんつんけんとげとげしいつんつん素気無すげなそっけないつれないよそよそしいにべないけんもほろろ冷たい気がないぎすぎすぶっきらぼう

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精選版 日本国語大辞典 「小賢しい」の意味・読み・例文・類語

こ‐ざかし・い【小賢】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]こざか〘 形容詞シク活用 〙 ( 「こ」は接頭語 )
  2. さしでがましく利口ぶっている。なまいきである。こましゃくれている。
    1. [初出の実例]「このごろの人はこざかしとやにくまむ」(出典:俊頼髄脳(1115頃))
  3. 浅薄な抜けめのなさがある。卑劣なずるさを身につけている。悪がしこい。
    1. [初出の実例]「こさかしい、ぬすびとげなる下部をば、人がいやがる者ぢゃを」(出典:史記抄(1477)一九)
  4. すばしこい。活気がある。〔日葡辞書(1603‐04)〕

小賢しいの派生語

こざかし‐げ
  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙

小賢しいの派生語

こざかし‐さ
  1. 〘 名詞 〙

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