林 富士馬(読み)ハヤシ フジマ

20世紀日本人名事典 「林 富士馬」の解説

林 富士馬
ハヤシ フジマ

昭和・平成期の詩人,文芸評論家,小児科



生年
大正3(1914)年7月15日

没年
平成13(2001)年9月4日

出生地
東京

出身地
長崎県(本籍)

学歴〔年〕
日本医科大学卒

主な受賞名〔年〕
菊池寛賞(第27回)〔昭和54年〕

経歴
小児科医。日本医科大学在学中から佐藤春夫に師事。戦争中は「文芸文化」に関係し、三島由紀夫才能にいち早く注目。昭和21年三島、詩人の伊東静雄、小説家の島尾敏雄らとともに同人雑誌「光耀」を創刊。33〜55年「文学界」の同人雑誌評を担当、直感的な批評で多くの作家を発掘した。その功績で54年に雑誌評グループの駒田信二らと共に菊池寛賞を受賞。著書詩集夕映え」、詩文集「鴛鴦行」、「林富士馬評論文学全集」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「林 富士馬」の解説

林富士馬 はやし-ふじま

1914-2001 昭和-平成時代の詩人,文芸評論家。
大正3年7月15日生まれ。日本医大を卒業し,小児科・内科医院を開業。学生時代から佐藤春夫に師事し,伊東静雄の「文芸文化」に寄稿。昭和21年庄野潤三らと「光耀」を創刊。33年7月から「文学界」の同人誌評を担当し,54年久保田正文らとともに菊池寛賞をうけた。平成13年9月4日死去。87歳。長崎県出身。詩集に「夕映え」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「林 富士馬」の解説

林 富士馬 (はやし ふじま)

生年月日:1914年7月15日
昭和時代;平成時代の文芸評論家;医師。小児科医
2001年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報