武蔵寺(読み)ぶぞうじ

日本歴史地名大系 「武蔵寺」の解説

武蔵寺
ぶぞうじ

[現在地名]筑紫野市武蔵

天拝てんぱい山北麓にある。椿花山成就じようじゆ院と号し、天台宗本尊薬師如来。縁起によれば天智天皇の代に虎丸長者(藤原虎丸)によって造営され、最澄が山口やまぐち木屋町きやまち山から伐り出した一二本の枝をもつ椿の木を刻んだ薬師如来像を本尊とするという。かつては大寺で子院七坊(正法寺・善正寺・宗正寺・蓮花寺・地蔵坊・石水坊・池上坊)を有したとされる。「梁塵秘抄」には筑紫の霊験所の一つとして「武蔵清滝」があげられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典・日本の観光資源 「武蔵寺」の解説

武蔵寺

(福岡県筑紫野市)
福岡県文化百選 歴史散歩編指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android