沓形港(読み)くつがたこう

日本歴史地名大系 「沓形港」の解説

沓形港
くつがたこう

[現在地名]利尻郡利尻町沓形字富士見町・字本町・字日出町

沓形岬の北側に位置する。「殖民公報」第四三号に、明治四〇年(一九〇七)頃の沓形港について「村の中部に在り海中に突出した岬に依りて湾形を為し西北強風にあらすんは碇泊に防けす」とある。武蔵むさし堆をはじめ北部日本海の豊かな漁場に近いことから、北海道第一期拓殖計画に取上げられた。大正八年(一九一九)に基礎調査が行われ、同一〇年度の国費予算に計上され、大正一〇年九月に起工された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「沓形港」の解説

沓形(くつがた)港

北海道利尻郡利尻町にある港。利尻島西部に位置する。1953年3月設立。港湾管理者は、利尻町。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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