利尻町(読み)りしりちよう

日本歴史地名大系 「利尻町」の解説

利尻町
りしりちよう

面積:七六・四九平方キロ

昭和三一年(一九五六)九月沓形くつがた町と仙法志せんほうし村が合併して成立した利尻郡の町。利尻島西部に位置する。利尻島(面積一八二・一五平方キロ)の四一・九九パーセントを占める。稚内市から西約五〇キロにあり、利尻島の西端である沓形岬は東経一四一度七分五〇秒、利尻島南端の仙法志字御崎みさきは北緯四五度五分四一秒。町域の約三一・九九パーセントが山林で、宅地は〇・七三パーセント(平成一三年度「宗谷の統計」)沓形岬公園や仙法志御崎公園、沓形登山道、仙法志ポン山一帯は利尻礼文りしりれぶんサロベツ国立公園に含まれる。沓形岬の北側付根に沓形港があり、礼文島香深かふか港との定期航路(五月―九月)や旅客船の便がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「利尻町」の意味・わかりやすい解説

利尻〔町〕
りしり

北海道北西部,利尻島の西部を占める町。 1956年沓形 (くつがた) 町と仙法志 (せんほうし) 村が合体して発足地名はアイヌ語リシリ (高い島の意) に由来。江戸時代よりニシン漁で繁栄した。ホッケスケトウダラタココンブなどの漁獲が多い。中心集落は沓形。利尻礼文サロベツ国立公園に属する。面積 76.50km2人口 2004(2020)。

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