肥満症の治療に用いられる薬剤をいう。やせ薬には、エネルギーの消費を促進させて体重を減少させるものとして、甲状腺(せん)ホルモン、トリヨードチロニン、成長ホルモンがあり、食欲抑制薬としてはアンフェタミン、マジンドールなどがある。そのほか、消化・吸収阻害剤(α(アルファ)‐アミラーゼ阻害剤、α‐グルコシダーゼ阻害剤、ショ糖ポリエステル、物理的吸収阻害剤、ネオマイシン、コレスチラミンなど)、脂肪代謝阻害剤(ヒドロキシシトレート、ジヒドロエピアントロステロンなど)、ホルモン分泌異常改善薬が肥満症の薬物療法として用いられる。このうち、食欲抑制薬としてのアンフェタミンは覚醒(かくせい)剤であり、日本ではこの目的で使用できない。一般的に薬として使用されるのは甲状腺製剤であるが、これも副作用が多く、十分な注意が必要である。通常やせるためには食事療法が行われ、ノンカロリーや低カロリーの食品が利用される。
[幸保文治]
国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...
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