(読み)シタ

デジタル大辞泉 「簧」の意味・読み・例文・類語

した【×簧】

したの意から》
雅楽器しょうリード。銅などの合金製で、竹管の下方ろうでとりつけ、息を吹きこんだり吸いこんだりして振動させて音を発する。
リード(reed)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簧」の意味・読み・例文・類語

こう クヮウ【簧】

〘名〙 雅楽器の笙(しょう)についている金属製のリード。した。
体源鈔(1512)一「一抑笙の簧事、此字は同吹物にて別に在之様にしるし侍を笙の簧に用事古来不知之」 〔詩経‐秦風・車鄰〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【リード】より

…これをフリー・リードといい,管に付けなくても楽音を作れるので,ハーモニカ,アコーディオンなどの音源にも用いられている。なお笙などの振動体を意味する簧(した)の字義を拡張して,リード一般の意味にあてている人もある。 またいわゆる〈らっぱ〉の類では,唇の振動で音を作るので〈リップ・リード〉という表現が用いられる。…

※「簧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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