BSデジタル放送(読み)ビーエスデジタルホウソウ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「BSデジタル放送」の意味・わかりやすい解説

BSデジタル放送
びーえすでじたるほうそう

放送衛星BS:broadcasting satellite)を利用して送信するデジタル放送サービス。衛星から信号を送るため、日本全国で同じ放送が受信でき、比較的安定した運用が可能である。デジタル技術を生かしてマルチ編成、データ放送、電子番組表(EPG)、双方向サービス、字幕放送などができることも特長である。2000年(平成12)12月に放送が始まった。BSアナログ放送を行っていたNHK(日本放送協会)と有料放送のWOWOW(ワウワウ)に加えて、在京民放キー局5社が別会社を立ち上げて参入した。当初12チャンネルでスタートしたあと、J SPORTS(ジェイスポーツ)、ディズニー・チャンネルなどの有料チャンネル、BS11(イレブン)、BS東急松竹などの無料チャンネルが順次加わって、2022年(令和4)4月までに合計39チャンネルとなった。2011年7月の地上アナログ放送停波(東日本大震災で大きな被害を受けた岩手宮城、福島の3県を除く)と同時にBSアナログ放送も終了し、BS放送の完全デジタル化が完了した。テレビ放送と同時に2000年12月にスタートしたBSデジタルラジオには23チャンネルが参入したが、2007年までにすべて放送を終了、2011年に放送大学が参入し唯一事業者となっている。

[米倉 律 2023年8月18日]

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知恵蔵 「BSデジタル放送」の解説

BSデジタル放送

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BSデジタル放送【ビーエスデジタルほうそう】

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