DOP(読み)ディーオーピー

デジタル大辞泉 「DOP」の意味・読み・例文・類語

ディー‐オー‐ピー【DOP】[dioctyl phthalate]

dioctyl phthalateフタル酸ジオクチル合成樹脂可塑剤として用いる。DEHP(diethylhexyl phthalate)。

ディー‐オー‐ピー【DOP】[developing-out paper]

developing-out paper現像紙

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飲み物がわかる辞典 「DOP」の解説

ディーオーピー【DOP】


ポルトガルEU規定に基づいて用いられる原産地呼称。EU域内共通に規定された保護原産地呼称「Appellation d'Origine Protégée(フランス語AOPと略す)」のポルトガル語訳「Denominação de Origem Protegida」の頭文字。◇2011年に導入された。ポルトガルのそれまでの原産地呼称にはDO(Denominação de Origem)、DOC(Denominação de Origem Controlada)などのカテゴリーがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「DOP」の意味・わかりやすい解説

DOP
でぃーおーぴー

フタル酸ジオクチルdioctyl phthalate略称。可塑剤として塩化ビニル樹脂などに広く用いられている。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「DOP」の意味・わかりやすい解説

DOP【ディーオーピー】

フタル酸ジオクチルの略称。オクチルアルコール無水フタル酸とのエステル化反応によって得られる,やや粘稠(ねんちゅう)性の無色液体比重0.986,沸点231℃(5mmHg)。無臭もしくは微臭がある。最も代表的な塩化ビニル樹脂用可塑剤。

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世界大百科事典(旧版)内のDOPの言及

【オキソ法】より

…まずプロピレンをオキソ法によってn‐ブチルアルデヒドに変え,そのアルドール縮合反応によって2‐エチルヘキセナールを得てのち,さらに水素化反応を行う。すなわち2‐エチルヘキサノールは有用な高級アルコールであり,たとえば無水フタル酸との反応でフタル酸ジ‐2‐エチルヘキシルが得られるが,この化合物はDOP(フタル酸ジオクチルdioctyl phthalateの略称)として知られる優れた可塑剤であり,プラスチック工業には欠かすことのできない添加剤である。 オキソ反応は均一系触媒系を用いる高温・高圧の反応であり,初期にはコバルト触媒が用いられたが,ロジウムやルテニウムの化合物も含めて,触媒の改良が進み,反応条件はしだいに温和になり,生成物の分布も改善されて今日に至っている。…

【可塑剤】より

…このように可塑剤を添加することによって,高分子の特性は大きく改良され,かつ用途も大きく広がる。 ポリ塩化ビニルの可塑剤としてよく用いられるのは,フタル酸ジオクチルdioctyl phthalate(DOP),フタル酸ジブチルdibutyl phthalate(DBP)などのフタル酸エステル類である。可塑性のほか,難燃性や耐油性を改良するため,リン酸トリクレシルtricresyl phosphate(TCP)などのリン酸エステルも用いられる。…

※「DOP」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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