ESの版画家(読み)イーエスのはんがか(英語表記)Meister E. S.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ESの版画家」の意味・わかりやすい解説

ESの版画家
イーエスのはんがか
Meister E. S.

[生]1420頃
[没]1467/1468
ドイツのゴシック銅版画家。おそらく上部ライン地方で制作。確証しうる制作期は 1450~67年。当時行われはじめた銅版画の技術を発展させ,独立した芸術ジャンルに高め,ションガウアーに大きな影響を与えた。彼の銅版画は 300点以上現存するが,そのうち 18点に組合せ文字による E.S.の署名がある。作品は『サムソンデリラ』 (メトロポリタン美術館) など。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android