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Googleエディション ぐーぐるえでぃしょん Google editions

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知恵蔵2015の解説

Googleエディション

米・検索最大手グーグルが、本格参入を発表した有料の電子書籍サービス。同社の書籍全文検索サービスGoogleブックス」に登録している書籍コンテンツを、電子書籍として販売し、ウェブブラウザーを利用して閲覧させるという仕組みで、米国では2010年秋、日本では11年初頭をめどにサービスを開始する予定。
Googleブックス」の無料閲覧サービスは全文の20%が上限で、保存・コピー・印刷もできないが、「Googleエディション」で購入したユーザーは全文の閲覧が可能になり、出版社からePub形式で提供された電子書籍なら保存(ダウンロード)も可能になる。また、リンクを張った出版社や他のオンライン書店を通して、電子書籍・リアル書籍も購入できるようにするなど、グーグル社は、電子書籍サービスで先行しているアマゾン(Kindle Store)やアップル(iBookstore)が展開する垂直統合型の囲い込みビジネスとは異なり、「オープンプラットホーム」であることを強調する。加えて、本サービスの大きな特徴は、Googleのアカウントを持っていれば、どの端末からでも自由に購入した書籍を閲覧できること。これもアマゾンやアップルと違い、特定の電子書籍リーダー(Kindle、iPad等)や閲覧ソフトを要求しないなど、ユーザーの自由度を優先している。
「Googleブックス」は、図書館からの提供による「ライブラリープロジェクト」と出版社との提携による「パートナープログラム」で成り立っている。「Googleエディション」が販売対象とするのは、後者「パートナープログラム」の出版社の許諾を得た書籍のみ。現時点(10年8月)での「パートナープログラム」の出版社は約3万社(200万タイトル)で、北米ではほとんどの出版社が参加しているという。出版社の取り分は、希望小売価格の50%以上になる予定で、対象書籍のページに表示された広告の売り上げも同様の配分となる見込みである。

(大迫秀樹  フリー編集者 / 2010年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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