コピー(英語表記)copy

翻訳|copy

デジタル大辞泉 「コピー」の意味・読み・例文・類語

コピー(copy)

[名](スル)
写し取ること。複写。模写。また、そのもの。「コピーを取る」「資料をコピーする」
コンピューターで、データを複製すること。
ペーストを目的として、文章・図形などのデータを一時的にメモリー上に複製すること。「コピーアンドペースト
ハードディスク光ディスクメモリーカードなど記憶媒体にあるデータを、別の記憶媒体に複製すること。→ムーブ2コピーワンスダビング10テン
物まね。模倣。「ブランド品のコピー」「コピーバンド
広告の文章。広告の文案。「キャッチコピー」「コピーライター
[類語](1複写模写複製写し模造リプリント副本偽造偽作贋作贋造代作変造作り物偽物紛い物食わせ物如何様いかさま擬古控え手控えイミテーションレプリカフェイク/(4広告宣伝PRピーアールアドバタイジングコマーシャルCMシーエムプロパガンダ触れ込みアナウンス周知

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精選版 日本国語大辞典 「コピー」の意味・読み・例文・類語

コピー

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] copy )
  2. 美術品などの複製。また、複製すること。比喩的にも用いる。
    1. [初出の実例]「複製の画はこれを摹写(コピイ)画といふなり」(出典:外山正一氏の画論を駁す(1890)〈森鴎外〉一一)
  3. 文書の複写。また、複写すること。現在では特に複写機による複写をいうことが多い。写し。
    1. [初出の実例]「猶且圧写用紙(コッピー)の精好比類なきは、褒文已に詳悉せり」(出典:風俗画報‐一九号(1890)器財門)
  4. 録音テープやコンピュータなどで、テープやディスクに記録された情報を別のテープやディスクに移すこと。
  5. 広告のキャッチフレーズ見出し本文などの総称。広告の文章。
    1. [初出の実例]「コッピー部 Copy Department 部員二〇名で、CMの文句を考案、改正、決定する」(出典:マイクのたわごと(1955)〈平井常次郎〉旅行手帳の落穂ひろい)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「コピー」の意味・わかりやすい解説

コピー
こぴー
copy

一般には模写、複製物、印刷に付すべき原稿、素材などをいうが、広告用語では広告の文章をさす。従来これを「広告文案」といったが、これは「広告図案」に対置した呼称である。広告のコピーには、(1)広告の本文だけ、(2)本文のほかにキャッチ・フレーズリードを含めた文字の部分全体、(3)イラストや空白部分も含めた広告物の総体、の三つの意味がある。(3)の場合は、たとえばコピー・テスト(広告表現の効果調査)というように特殊な用例に限られる。通常は(2)の意味で、アートもしくはイラストに対応した形で使われている。また、広告本文をボディ・コピー、見出しやリード部分をヘッド・コピーともいう。

豊田 彰]

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IT用語がわかる辞典 「コピー」の解説

コピー【copy】

➀コンピューターの操作画面において、指定した文字列や画像などを複写すること。複写したデータは一時的にクリップボードに保存され、このデータを他の位置に転写(ペースト)できる。◇複写から転写までの操作を「コピーアンドペースト」という。⇒コピーアンドペースト
➁あるファイルやデータの複製を作ること。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「コピー」の解説

コピー

ファイルやデータを、他の場所に複製すること。ファイルのコピーの場合、あるフォルダにあるファイルを別のフォルダに複写することや、別のディスク上にあるデータを、利用したいディスク上に複写することなどを指す。データのコピーの場合、文字列や画像などのデータを、一時的にメモリーに保管することを指す。コピーしたデータを利用する場合は、ペースト(貼り付け)を行う。

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カメラマン写真用語辞典 「コピー」の解説

コピー

 画像やテキスト(文章)といったデータ、あるいはデータの一部を複写する機能。コピーしたデータは任意の場所へペースト(貼り付け)できる。ファイルそのものの複製も可能。目的のファイルを異なるドライブへドラッグ&ドロップした場合は自動的に複製する。

出典 カメラマンWebカメラマン写真用語辞典について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「コピー」の意味・わかりやすい解説

コピー
copy

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

音楽用語ダス 「コピー」の解説

コピー[copy]

曲(フレーズ)をそっくりそのまま演奏すること。

出典 (株)ヤマハミュージックメディア音楽用語ダスについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「コピー」の意味・わかりやすい解説

コピー

模写」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のコピーの言及

【偽作】より

…たとえば,オランダのハンス・ファン・メーヘレンの偽造したフェルメールの《エマオの巡礼》(1937年ロッテルダムのボイマンス美術館に購入され,その判明は1945年)や,近年では,エルミール・ド・オルリによって偽造され,フェルナン・ルグロによって転売されたメドー・コレクションの大量の近代美術の作品などはこの例である。他方,画家たちが古典探究の目的でコピー(模倣)した作品,工房作(工房),あるいは他の画家の真正の作品などが,誤解もしくは故意によって,真作として流通する場合も少なくない。たとえば,A.R.メングスは古代へのみずからの傾倒と鑑識のほどを示すために《ユピテルとガニュメデス》を古代の絵画として制作したが,これにはウィンケルマンすらも惑わされている。…

【複製】より

…そして多くの場合に,その再製されるものはいわゆる〈著作物〉であり,絵画,彫刻などの美術品をはじめとして,文芸,学術,音楽などの広い範囲のものが含まれる。 〈複製〉という日本語は,近代以降に広く通用するようになった新しい言葉であり,英語のコピーcopy(またおそらくはリプロダクションreproductionなど)の翻訳語として用いられ始めたものと考えられる。そして,この英語のcopyという言葉は,語源的には〈豊富,多量〉を意味するラテン語copiaにさかのぼることができ,英語の形容詞形copiousには今日でもその意味が伝承されている。…

【キャッチフレーズ】より

…主として新聞広告雑誌広告などの印刷広告において,広告の受け手(オーディエンス)の注意をひき,広告本文(ボディコピー,テキスト)や商品そのものへの関心を喚起するために使われる導入句,または短い文章。アメリカの広告界で1880年代から使われ始めた言葉で,キャッチワードcatchword,キャッチラインcatchlineともいう。…

※「コピー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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