メルコスル(その他表記)Mercosur/Mercosul

デジタル大辞泉 「メルコスル」の意味・読み・例文・類語

メルコスル【Mercosur/Mercosul】[Mercado Común del Cono Sur/Mercado Comun do Sul]

《〈スペイン〉Mercado Común del Sur/〈ポルトガルMercado Comun do Sul》南アメリカ地域における自由貿易市場の創設を目的とする関税同盟域内関税非関税障壁撤廃対外共通関税の導入等に取り組む。1995年、アルゼンチンブラジルパラグアイウルグアイの4か国により発足。2012年にベネズエラ加盟したが2016年から資格停止。2015年にボリビアが加盟。準加盟国として、チリコロンビアエクアドルペルーガイアナスリナムが参加。南米南部共同市場。メルコスール

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

共同通信ニュース用語解説 「メルコスル」の解説

メルコスル(南部共同市場)

南米のアルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、ボリビアが加盟する関税同盟。域内で関税を原則撤廃する一方域外には共通関税を適用している。加盟国単独での域外との通商協定交渉を禁じる。1991年3月にパラグアイで調印したアスンシオン条約により設立され、95年1月に発足。ベネズエラも加盟していたが、2017年に加盟資格が無期限停止となった。(サンパウロ共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

山川 世界史小辞典 改訂新版 「メルコスル」の解説

メルコスル(MERCOSUR)
Mercado Común del Cono Sur

南アメリカ南部共同市場。1991年ブラジル,アルゼンチン,ウルグアイ,パラグアイ4国によるアスンシオン条約にもとづき,95年発足した。域内関税全廃,域外共通関税,マクロ経済政策の協調,「民主主義条項」を定める。96年にはチリとボリビアが準加盟国として参加した。加盟国間の貿易摩擦アンデス共同体との南米自由貿易地域の創設が今後の焦点となる。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android