コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

MRSA MRSA/えむあーるえすえーMethicillin‐resistant Staphylococcus aureus

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

MRSA

食中毒やおできなどの原因になる黄色ブドウ球菌が、抗菌薬に対する抵抗性を獲得した病原菌。健康な人でも鼻の中や皮膚、のどなどにおり、米疾病対策センターによると、健康人100人中2人の鼻にMRSAがいる。これら市中のMRSAが施設や病院に持ち込まれる例も増えている。健康な人では、毛穴や傷口から入り込んで皮膚が化膿(かのう)する病気を起こすことがあり、免疫力が低下している人の場合は、肺炎や骨髄炎心内膜炎など深刻な病気につながることがある。いったん発症すると、効く薬が少ないため治療が難しい。

(2016-12-02 朝日新聞 朝刊 岡山全県・1地方)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

大辞林 第三版の解説

MRSA

〖methicillin-resistant Staphylococcus aureus〗
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌。変異によりメチシリンなどの抗生物質に対する耐性を獲得した黄色ブドウ球菌。化膿性疾患・肺炎・敗血症などを起こし、院内感染の原因となる。 → VRSA院内感染

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

MRSA
エムアールエスエー
methicillin-resistant Staphylococcus aureus

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の略称で,院内感染のおもな原因とされている。強い毒性によって,免疫機能の低下している手術後の患者や,長期入院し複数の抗生物質の投与を受けている患者,または抵抗力の弱い老人などに感染し,肺炎,敗血症などを引起す。各種の抗生物質に対して強い耐性をもつため,治療が非常に困難であり,死亡率も高い。治療薬としては,新生児にも使用の認められている数少い抗生物質である塩酸バンコマイシン,MRSA中の酵素によるアセチル化,燐酸化などの不活化に対して安定で,しかも強い抗菌活性をもつ硫酸アルベカシン,ニューキノロン類のノルフロキサシン,b-ラクタム剤のコフメタゾール,フロモゼフなどがある。また,土壌細菌から得られたジペプチド型の化合物が強い抗菌活性を示したという報告もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

MRSAの関連キーワードMRSA(多剤耐性黄色ブドウ球菌)感染症MRSA(多剤耐性黄色ブドウ球菌)肺炎VRE(バンコマイシン耐性腸球菌)バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)老化にともなう呼吸器の病気と症状バンコマイシン耐性黄色葡萄球菌老化にともなう免疫異常と症状バンコマイシン耐性腸球菌抗菌性セラミックス感染症予防医療法急性化膿性乳腺炎MRSA感染症スーパー耐性菌細菌性市中肺炎VRE院内感染化膿性骨髄炎多剤耐性菌プロポリスペニシリン多剤耐性

今日のキーワード

衣笠祥雄

[生]1947.1.18. 京都プロ野球選手。京都の平安高校時代,捕手として甲子園に出場。高校卒業後,1965年広島東洋カープに入団。内野手に転向し,1970年 10月 19日の対読売ジャイアンツ (...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

MRSAの関連情報