VRE(読み)ブイアールイー(その他表記)vancomycin-resistant enterococcus

デジタル大辞泉 「VRE」の意味・読み・例文・類語

ブイ‐アール‐イー【VRE】[variable renewable energy]

variable renewable energy風力発電太陽光発電など、発電量が天候に応じて変動する再生可能エネルギー総称変動性再生可能エネルギー自然変動電源変動電源

ブイ‐アール‐イー【VRE】[vancomycin-resistant enterococcus]

vancomycin-resistant enterococcus》⇒バンコマイシン耐性腸球菌

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「VRE」の意味・わかりやすい解説

VRE
ブイアールイー
vancomycin-resistant enterococcus

バンコマイシン耐性腸球菌院内感染の新感染源として注目されている菌。院内感染の原因菌であるMRSA (メチシリン耐性黄色ブドウ球菌) に有効な抗生物質ということでバンコマイシンが用いられてきたが,それに対する抵抗性をもつ菌として発生した。 1986年フランスで初めて確認され,その後ヨーロッパ各地で重症院内感染原因菌として広まった。アメリカでも深刻な問題となり,日和見感染など院内感染菌のなかでも最も治療の困難なものとされている。日本でも 98年7月に九州の病院で死亡患者から初めて検出されたのを皮切りに,相次いで検出が報告され,VREが原因とみられる死者も出ている。そのため VREに有効な次世代抗生物質の開発とともに,病院内での抗生物質の使用は最低限にする必要が講じられている。

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化学辞典 第2版 「VRE」の解説

VRE
ブイアールイー

vancomycin resistant enterococcus(バンコマイシン耐性腸球菌)の略称.グラム陽性菌感染症を引き起こす黄色ぶどう球菌のように,ペニシリンメチシリン(MRSA),バンコマイシンに対して順次,耐性を獲得した腸球菌をいう.1986年にヨーロッパで発見されて以来,欧米を中心に広がり,MRSAとともに重大な院内感染菌の一つとして問題となっている.がん治療や手術後などの免疫が低下した患者に感染すると,根本的な治療法がなく,敗血症腹膜炎などにより感染症を起こして死に至ることがある.VREの広がりの原因として,医療現場でのバンコマイシンの過使用とともに,ニワトリブタの肥育促進目的で飼料に添加されたバンコマイシン類似抗生物質アボパルシンの使用も指摘されている.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

知恵蔵 「VRE」の解説

VRE

「バンコマイシン耐性腸球菌」のページをご覧ください。

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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