RDF(読み)アールディーエフ(その他表記)Resource Description Framework

デジタル大辞泉 「RDF」の意味・読み・例文・類語

アール‐ディー‐エフ【RDF】[resource description framework]

resource description frameworkウェブサイトを利用する異なるアプリケーションソフトどうしが、データ交換を可能にするための枠組みWWWコンソーシアム標準化がはかられている。

アール‐ディー‐エフ【RDF】[reality distortion field]

reality distortion field》⇒現実歪曲フィールド

アール‐ディー‐エフ【RDF】[refuse derived fuel]

refuse derived fuel》⇒ごみ固形燃料

アール‐ディー‐エフ【RDF】[radio direction finder]

radio direction finder》無線方向探知機。無線方位測定機

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

図書館情報学用語辞典 第5版 「RDF」の解説

RDF

W3Cが開発した規格で,情報資源の標準的記述方式.セマンティックウェブの標準技術として,リンクトデータに用いられる.RDFは,機械が解析できる構造と,資源・プロパティタイプ・値を結び付けたシンタックスメタデータに提供する.また,ダブリンコアを始めとするさまざまなメタデータを組み込んで記述することができる.記述対象となる資源は一つのウェブサイト全体であってもその一部であってもよいし,さらにはウェブ経由で直接にはアクセスできないもの(例えば図書)であってもよい.1999年にW3Cから正式に勧告された.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

知恵蔵 「RDF」の解説

RDF

家庭ごみをエネルギー的に有効利用する1つの形態。家庭から排出される生ごみ、紙、プラスチックごみなどを加熱・圧縮し、クレヨン状に固めた燃料。家庭ごみより熱量が高く、ごみを直接焼却するよりも、高温・均質な燃焼を確保しやすい。広域から収集可能で輸送しやすいという利点もあり、発電の燃料に利用できる。厚生省(現在は環境省所管)が補助金をつけて自治体に製造施設の建設を奨励したことから、1990年代後半から全国に広がった。RDFを利用する発電所は2001年4月に操業を開始した茨城県神栖町(現・神栖市)を始め全国に建設されたが、03年8月に三重県多度町(現・桑名市)の県の発電施設で7人の死傷者を出す火災爆発事故が発生。その後の国の調査で、全国の同様な施設で計32件の事故・異常が起きていたこと、また大量のRDFを長期間積み上げて保管すると発熱・発火に至ることが判明した。04年、消防庁はRDFを石炭などと同等の指定可燃物に指定し、環境省も製造や保管施設に安全上の基準を示した。

(植田和弘 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ASCII.jpデジタル用語辞典 「RDF」の解説

RDF

W3Cが勧告する、XMLをベースにメタコンテンツ(情報に関する情報)を記述するための規格のこと。もとは、米Apple社が開発したMCFを米Netscape社が買い取って改良したもの。RDFで記述された情報は、図書目録のようなものになり、WWWに関連する情報を効率的に検索したり分類したりできる。

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